What’s upの意味は2つ|返し方10選・ワッサップになる省略発音と派生表現

ボキャブラリー&フレーズ省略発音
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映画やドラマで頻繁に聞こえてくる「What’s up?」。意味は「元気?」だと知っていても、いざ返事をしようとすると「I’m fine」しか出てこないという人は多いはずです。さらに実際のネイティブの会話では「ワッサップ」「サップ」と聞こえて、そもそも「What’s up?」が言われたことすら気づかないという聞き取りの問題も。この記事では、What’s up? の2つの意味・自然な返し方10選・派生表現・NG場面・ネイティブの省略発音まで完全解説します。

  1. What’s up? の意味は2つある
    1. 意味①「元気?」「最近どう?」(カジュアルな挨拶)
    2. 意味②「どうしたの?」「何があったの?」(問題を察知したとき)
    3. What’s up? の語源
  2. What’s up? への自然な返し方10選
    1. 定番の返し方(最初に覚えるべき)
    2. 状況を少し付け加える返し方
    3. 「どうしたの?」という意味で聞かれたときの返し方
    4. ユーモラスな返し方(仲の良い相手向け)
  3. What’s up? の派生表現と使い分け
    1. 挨拶表現のフォーマル度比較
    2. What’s up with you? vs What’s up?
    3. What are you up to? との違い
  4. What’s up? を使ってはいけない場面
  5. 聞き取れない!「What’s up?」のネイティブ省略発音
    1. What’s up? が「ワッサップ」になる仕組み
    2. 「ワッサップ」になる詳細な仕組み
    3. 派生表現の省略発音
    4. 返し方フレーズの省略発音
  6. 英語が聞き取れない理由は「単語や文法の不足」より「省略発音を知らないこと」
    1. こんなリスニングの悩みはありませんか?
  7. リアルガチリスニングの省略発音9つの法則
  8. よくある質問
    1. What’s up? の意味は「元気?」だけですか?
    2. What’s up? に「I’m fine」と答えていいですか?
    3. 「Wassup」「’Sup」って何ですか?
    4. What’s up? をビジネスで使っていいですか?
    5. なぜ「What’s up?」が「サップ」に聞こえるの?
    6. 映画で What’s up? が全然聞こえないのですが?
  9. まとめ

What’s up? の意味は2つある

What’s up? には日本人があまり知らない2つの使い方があります。

What's upの2つの意味と使い方を解説 | ネイティブ英語特化型リスニング教材リアルガチリスニング

意味①「元気?」「最近どう?」(カジュアルな挨拶)

最も一般的な使い方。How are you? よりさらにカジュアルな挨拶で、友人同士・親しい同僚間で使います。

  • What’s up?(よっ!最近どう?)— 友人との再会
  • Hey, what’s up?(やあ、最近どう?)— 軽い声がけ
  • What’s up, man?(よっ、どうよ?)— 男性同士でよく使う

元々は「What are you up to?(今何してるの?)」が短く省略されたものです。

意味②「どうしたの?」「何があったの?」(問題を察知したとき)

相手が何か困っている・普段と違う様子だと気づいたときに使う「どうしたの?」という意味もあります。日本人にはあまり馴染みのない使い方なので要注意。

  • You look pale. What’s up?(顔色悪いよ、どうしたの?)
  • You’ve been quiet all day. What’s up?(一日中黙ってるね。何かあった?)
  • What’s up with him?(彼、どうしたんだろう?)

What’s up? の語源

「What are you up to?(何をしているの?)」が省略されて生まれたフレーズ。直訳すると「何が上にある?」ですが、現代では挨拶として完全に定着しています。

What’s up? への自然な返し方10選

「I’m fine」は How are you? への返答。What’s up? には別の返し方が自然です。

What's upへの自然な返し方10選と省略発音 | ネイティブ英語特化型リスニング教材リアルガチリスニング

定番の返し方(最初に覚えるべき)

返し方 意味 ニュアンス
Not much. 特に何も 最も一般的・シンプル
Nothing much. 特に何もないよ Not much と同義・少し長め
Same old, same old. 相変わらずだよ 何も変わらない日常感
What’s up?(そのまま返す) そっちは? 最もネイティブっぽい返し方
Not much. You? 特に何もないよ、君は? 会話を続けるバリエーション

状況を少し付け加える返し方

  • Just chilling.(のんびりしてるよ)— リラックス中
  • Just hanging out.(ぶらぶらしてるだけ)— 特に何もしていない
  • Just got back from the gym.(ジムから帰ってきたとこ)— 近況を一言で
  • Pretty good. You?(まあまあいいよ。君は?)— 調子がいいとき
  • Can’t complain.(文句のつけようがないよ)— 調子は悪くない

「どうしたの?」という意味で聞かれたときの返し方

  • Nothing. I’m fine.(何でもないよ、大丈夫)
  • Just tired.(疲れてるだけ)
  • I’ve had a rough day.(今日は散々だったんだよ)

ユーモラスな返し方(仲の良い相手向け)

「上は何がある?」という直訳を利用したアメリカン・ジョークです。

  • The sky.(空だよ)— 直訳して返す鉄板ジョーク
  • The ceiling.(天井だよ)— 室内で使うバージョン
  • My blood pressure.(俺の血圧が上がってる)— 自虐的ユーモア

What’s up? の派生表現と使い分け

What’s up? にはバリエーション表現がいくつかあります。

挨拶表現のフォーマル度比較

表現 カタカナ フォーマル度 使う相手
What’s up? ワッサップ ★ カジュアル 友人・親しい同僚
What’s going on? ワッツ ゴウイン? ★★ やや丁寧 友人・同僚
What’s good? ワッツグッ? ★ カジュアル 東海岸スラング
How’s it going? ハウジッゴウイン? ★★★ 普通 幅広く使える
How are you? ハウアユー? ★★★★ 丁寧 初対面〜目上
How are you doing? ハウアユー ドゥーイン? ★★★ 普通 会社・ビジネス
How do you do? ハウドゥユドゥ? ★★★★★ 最もフォーマル 初対面の格式ある場

What’s up with you? vs What’s up?

with you が付くと「あなた」が強調されます。

  • What’s up? → 一般的な挨拶または状況確認
  • What’s up with you? → 「あなた自身は?」「あなたはどうしたの?」とより個人に向けた聞き方

What are you up to? との違い

What’s up? と混同しやすい「What are you up to?」は、より「今何してるの?」「最近どうしてるの?」の意味が強い表現です。

  • What’s up? → 挨拶に近い(返事は軽くてOK)
  • What are you up to? → 具体的に今やっていることを聞いている(返事で行動を伝える)

What’s up? を使ってはいけない場面

What’s up? はカジュアルすぎる表現なので、使う相手と場面に注意が必要です。

相手・場面 What’s up? 代わりに使う表現
上司・取引先 ❌ 避ける How are you? / How are you doing?
初対面の人 ❌ 避ける Nice to meet you. / How do you do?
フォーマルな会議 ❌ 避ける Good morning. / How’s everything?
メール・ビジネス文書 ❌ 避ける I hope you’re doing well.
親しい同僚(カジュアル) △ 状況次第 How’s it going?
友人・親しい人 ✅ 自然

聞き取れない!「What’s up?」のネイティブ省略発音

ここからがリアルガチリスニングの真骨頂。ネイティブが「What’s up?」を言うとき、教科書通りに「ワット・イズ・アップ」とは発音しません。

What's upがワッサップ・サップになる省略発音の仕組み | ネイティブ英語特化型リスニング教材リアルガチリスニング

What’s up? が「ワッサップ」になる仕組み

発音パターン カタカナ 起きていること 適用法則
標準発音 ワット・イズ・アップ 教科書通り
ネイティブ(通常) ワッサップ What’s と up が連結・Tが消える 法則1:T消失+法則6:連結
ネイティブ(速い) サップ Whatが完全に省略される 法則9:文法語の省略
スラング表記 Wassup / ‘Sup 省略発音をそのまま文字に

「ワッサップ」になる詳細な仕組み

  1. What’s:What の語尾 t が法則1(T消失)で消えて「ワッ」に
  2. What’s + up:法則6(連結)で「ワッ」と「アップ」がつながって「ワッサップ」に
  3. up の語尾 p:さらに法則1で弱まって「ワッサッ」のように聞こえることも

派生表現の省略発音

フレーズ ネイティブ発音 適用法則
What’s going on? ワッツ ゴウイン? 法則1:G消失(going→ゴウイン)
How’s it going? ハウジッ ゴウイン? 法則6:連結(How’s it→ハウジッ)+法則1:G消失
What are you up to? ワラユー アップトゥ? 法則4:T→L(What are→ワラ)+法則6:連結
Not much. ナッマッチ 法則1:T消失+法則6:連結
Just chilling. ジャスチリン 法則6:連結+法則1:G消失
Same old. セイモウル 法則6:連結

返し方フレーズの省略発音

返し方を知っていても、相手の返事が聞き取れないと会話が続きません。頻出返事の省略発音も押さえておきましょう。

  • Not much. → ナッマッチ(T消失+連結)
  • Same old, same old. → セイモウル セイモウル(連結)
  • Just chilling. → ジャスチリン(連結+G消失)
  • Can’t complain. → キャン コンプレイン(T消失)
  • Pretty good. → プリディグッ(法則4:T→D+語尾D消失)

英語が聞き取れない理由は「単語や文法の不足」より「省略発音を知らないこと」

英語リスニングがなかなか上達しない人に共通しているのが、「もっと単語を覚えれば聞き取れる」「文法をしっかりやれば理解できる」という思い込みです。

しかし実際は、water(ウォーター)better(ベター)going to(ゴウイング トゥー)——これらはすべて中学レベルの単語で、文法も難しくありません。それでもネイティブが話すと聞こえない。その理由は単語力でも文法力でもなく、省略発音を知らないからです。

  • water → ウォーラー(法則4:TがD/Lに変化)
  • better → ベラー(法則4:TがD/Lに変化)
  • going to → gonna(ガナ)(法則7:短縮)
  • did you → ディジュー(法則6:連結)

こんなリスニングの悩みはありませんか?

  • ネイティブの英語が速すぎて聞き取れない
  • 簡単な単語なのに何を言っているか分からない
  • TOEICや英検の点数は取れるのに会話が聞き取れない
  • 海外ドラマや映画を字幕なしで観られない
  • 留学・海外赴任が不安
  • 英語耳を鍛えたいが何から始めればいいか分からない

このどれかに当てはまるなら、原因は能力ではなく「音のルールを知らないこと」です。義務教育でインプットされた「教科書の音」とネイティブが実際に話す「会話の音」が違うため、いくらリスニング練習を重ねても聞き取れる耳にはなりません。逆に、ルールさえ知れば同じフレーズに次に出会ったとき、必ず聞き取れるようになります。

リアルガチリスニングの省略発音9つの法則

ネイティブの発音が崩れているわけではありません。明確なパターン(法則)があります。リアルガチリスニングでは、ネイティブ音声を徹底的に分析し、すべての音の変化を9つの法則に体系化しました。

法則 内容 代表例
法則1 D・G・P・Tが消える good → グッ / big → ビッ / stop → ストッ / what → ワッ
法則2 Hが消える him → イム / her → アー / his → イズ
法則3 NTのTが消えてNだけに internet → イナネッ / center → セナー / winter → ウィナー
法則4 TがD/Lに変化(フラップT) water → ウォーラー / better → ベラー / city → シリー
法則5 有声THがN/Dに変化・消える that → ナッ / them → エム
法則6 連結(リンキング) was she → ワシー / did you → ディジュー / as soon as → アスーナズ
法則7 短縮(リダクション) want to → ワナ / going to → ガナ / got to → ガラ / trying to → トライナ
法則8 to・of・withが弱化 to → ダ・ヌ・ルゥ / lot of → ロロ / with me → ウィッミー
法則9 文法語が省略される are・do・has などが消えることがある

この9つの法則を知るだけで、今まで「速すぎて聞き取れない」と感じていた英語が、急に意味をもって聞こえ始めます。才能でも耳の良さでもなく、知識の問題です。

映画・海外ドラマ・YouTubeのネイティブ動画・ビジネスの英語会議——リアルガチリスニングは、こうした場面で実際に使われる300以上の省略発音パターンを、9つの法則に沿って体系的に学べる教材です。

→ ネイティブ英語の省略発音9法則を体系的に学ぶ|リアルガチリスニング

よくある質問

What’s up? の意味は「元気?」だけですか?

2つあります。①友人への挨拶「元気?最近どう?」(How are you? のカジュアル版)と、②「どうしたの?何があったの?」(相手の様子がおかしいと感じたとき)。日本人が知らないのは②の使い方です。「You look sad. What’s up?(悲しそうだね。どうしたの?)」のように使います。

What’s up? に「I’m fine」と答えていいですか?

通じますが不自然です。「I’m fine」は How are you? への返事として使われる表現です。What’s up? には 「Not much.」「Nothing much.」「Same old.」 が自然な返し方です。最もネイティブっぽいのは「What’s up?」とそのまま返すことです。

「Wassup」「’Sup」って何ですか?

どちらも 「What’s up?」の省略発音をそのまま文字にしたスラング表記です。Wassup は1990年代後半にアメリカのビールCMで爆発的に流行しました。’Sup はさらに短く省略したもの。意味は完全に同じで、非常にカジュアルな書き方です。SNSやテキストメッセージで使います。

What’s up? をビジネスで使っていいですか?

親しい同僚との間ではOKですが、上司・取引先・初対面の人には避けるのが無難です。カジュアルすぎる表現なので、フォーマルな場では「How are you?」「How are you doing?」「How’s everything?」を使いましょう。

なぜ「What’s up?」が「サップ」に聞こえるの?

省略発音の法則1(語尾T・Pの消失)法則9(文法語の省略)が起きているためです。まず What’s が「ワッ」に(T消失)、さらに速い会話では What が完全に消えて「’s up」だけが残り「サップ」になります。これはサボっているのではなく、英語のリズム法則に従った自然な変化です。

映画で What’s up? が全然聞こえないのですが?

挨拶は会話の中で最も速く発音される部分のひとつで、「ワッサップ」や「サップ」という音が一瞬で通り過ぎるからです。さらに What’s の「ts」と up が連結して音の境界がなくなるため、教科書発音で聞こうとすると全く別の音に聞こえます。省略発音の法則を知った上で意識的に耳を慣らすことが解決策です。

まとめ

What’s up? は「元気?最近どう?」の挨拶「どうしたの?」の問いかけの2つの意味があります。返し方は 「Not much.」「Same old.」「What’s up?」(そのまま返す) が最もネイティブっぽく、「I’m fine」は不自然。さらにネイティブの会話では「ワッサップ」(法則1:T消失+法則6:連結)や「サップ」(法則9:語の省略)のように発音されるため、省略発音を知らないと聞き取りすら難しい表現です。What’s going on?・How’s it going?・What are you up to? などの派生表現の省略発音も、9つの法則を意識することで一気に聞こえるようになります。

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  • 法則1

    D/G/P/Tが消える

    ネイティブ発音では、語尾の破裂音(D/G/P/T)はほぼ破裂しません。「Good → グッ」Dが消える、「big → ビッ」Gが消える、「stop → ストッ」Pが消える、「what → ワッ」Tが消える

  • 法則2

    Hが消える

    Hは弱い音なので、高確率で消えます「Him → イム」、「her → アー」、「his → イズ」、「he → イー」

  • 法則3

    NTはTが消えてNだけに

    N + T は、Tが消えてNだけが残ります。「Internet → イナネッツ」、「center → セナー」、「winter → ウィナー」

  • 法則4

    TがD/Lに

    Tは「ラ/ダ」行になる 「Water → ウォーラ/ダー」、「better → ベラ/ダー」、「city → シリ/ディー」

  • 法則5

    THがN/Dに変わる/消える

    「Th」はナ/ダ行に変わったり、消える 「that → ナ/ダット」、「them → エム」

  • 法則6

    連結

    同じ音が続いたり、子音と母音が続くと音が変わる was she 「ワシー」、「did you → ディジュー」、「as soon as → アスーナズ」

  • 法則7

    短縮

    複数の法則や例外がミックスされたもの 「want to → ワナ」、「got to → ガラ」、「going to → ガナ」、「trying to → トライナ」

  • 法則8

    to/of/withの変化

    「to」は「ダ」「ヌ」「ルゥ」に変化、ofはあいまい母音に、withもthが消えたり変化する 「lot of → ロロ」「with me → ウィッミー」

  • 法則9

    文法的には必要だが省略

    DoやAreなど、助動詞・主語は消えやすい 「are → 消える」、「do → 消える」、「has → 消える」

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