英語の数字が聞き取れない…その原因は「教科書通りの発音で聞こうとしている」から。ネイティブは twenty を「トゥウェニ」、thirty を「サーリー」と発音し、thirteen と thirty はアクセントの位置で区別しています。この記事では、リアルガチリスニングの省略発音法則を数字に徹底適用。1〜100の省略発音・thirteen vs thirty の聞き分け・年号・電話番号・価格・気温の実践読み方まで、ネイティブの数字が聞こえるようになる方法を完全解説します。
英語数字の省略発音が特別な理由
英語の数字は、特にTとNが重なる箇所で省略発音が頻発します。twenty・thirty・forty・fifty…これらの「-ty」の音は、ネイティブの会話では法則4(TがL/Dに変化)の影響を受けて大きく変化します。

10の位の省略発音一覧|教科書 vs ネイティブ
この表が分かると、英語の数字リスニングが劇的に変わります。
| 数字 | 英語 | 教科書発音 | ネイティブ発音 | 適用法則 |
|---|---|---|---|---|
| 20 | twenty | トゥウェンティ | トゥウェニ | 法則3:NTのTが消える |
| 30 | thirty | サーティ | サーリー | 法則4:TがLに変化 |
| 40 | forty | フォーティ | フォーリー | 法則4:TがLに変化 |
| 50 | fifty | フィフティ | フィフリー | 法則4:TがLに変化 |
| 60 | sixty | シクスティ | シクスリー | 法則4:TがLに変化 |
| 70 | seventy | セヴンティ | セヴンリー | 法則4:TがLに変化 |
| 80 | eighty | エイティ | エイリー | 法則4:TがLに変化 |
| 90 | ninety | ナインティ | ナインリー | 法則4:TがLに変化 |
⚠️ スペルの注意:40 は forty(fourtyは誤り)。14 は fourteen なのに 40 は forty とスペルが変わります。
thirteen vs thirty の聞き分け|日本人最大の難関
thirteen(13)と thirty(30)の聞き分けは、日本人学習者の永遠の課題。決め手はアクセントの位置と省略発音の有無の組み合わせです。

-teen と -ty の決定的な違い
| 数字 | 英語 | アクセント | ネイティブの聞こえ方 |
|---|---|---|---|
| 13 | thirteen | 後ろ(-TEEN) | サーティーン |
| 30 | thirty | 前(THIR-) | サーリー(Tが消える) |
| 14 | fourteen | 後ろ(-TEEN) | フォーティーン |
| 40 | forty | 前(FOR-) | フォーリー |
| 15 | fifteen | 後ろ(-TEEN) | フィフティーン |
| 50 | fifty | 前(FIF-) | フィフリー |
2つの聞き分けポイント
- 音の強い場所:後ろが強い(↗ サーTEEN)→ -teen / 前が強い(↘ SAR-)→ -ty
- Tの変化:-ty の数字では T が L/D 音に変化するか消える。-teen の数字では -teen をはっきり発音
全 -teen 数字の発音まとめ
| 数字 | 英語 | カタカナ発音 |
|---|---|---|
| 11 | eleven | イレヴン |
| 12 | twelve | トゥエルヴ |
| 13 | thirteen | サーティーン |
| 14 | fourteen | フォーティーン |
| 15 | fifteen | フィフティーン |
| 16 | sixteen | シクスティーン |
| 17 | seventeen | セヴンティーン |
| 18 | eighteen | エイティーン |
| 19 | nineteen | ナインティーン |
複合数字(21-99)の省略発音パターン
21〜99は「10の位 + 一の位」の組み合わせ。10の位の省略発音と組み合わさると、更に変化が起きます。
| 数字 | 英語 | ネイティブ発音 | ポイント |
|---|---|---|---|
| 21 | twenty-one | トゥウェニーワン | NTのTが消える+連結 |
| 35 | thirty-five | サーリーファイヴ | TがLに+連結 |
| 48 | forty-eight | フォーリーエイッ | TがLに+eightの語尾T消失 |
| 67 | sixty-seven | シクスリーセヴン | TがLに+連結 |
| 99 | ninety-nine | ナインリーナイン | TがLに |
基本数字(0-10)の発音
0〜10の基本発音も、実際のネイティブ発音を知っておくと違ってきます。
| 数字 | 英語 | カタカナ発音 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 0 | zero / oh | ズィロウ / オウ | 電話番号では「oh」が一般的 |
| 1 | one | ワン | – |
| 2 | two | トゥー | – |
| 3 | three | スリー | THの音(舌を挟む) |
| 4 | four | フォー | – |
| 5 | five | ファイヴ | Vの音に注意 |
| 6 | six | シックス | – |
| 7 | seven | セヴン | Vの音に注意 |
| 8 | eight | エイッ | 語尾Tが消えることが多い |
| 9 | nine | ナイン | – |
| 10 | ten | テン | – |
大きな数字の読み方|英語は3桁区切り
英語の数字は3桁ごとに区切ります。日本語の「万(10,000)」「億(100,000,000)」とは桁の区切りが違うので慣れが必要です。
| 日本語 | 英語 | 数字 |
|---|---|---|
| 千 | thousand(サウザンド) | 1,000 |
| 百万 | million(ミリオン) | 1,000,000 |
| 十億 | billion(ビリオン) | 1,000,000,000 |
| 一兆 | trillion(トリリオン) | 1,000,000,000,000 |
複雑な大きな数字の読み方
- 2,500 → two thousand five hundred
- 45,000 → forty-five thousand(フォーリーファイヴ サウザンド)
- 750 → seven fifty(7とfiftyで区切る口語パターン)
- 1,200,000 → one million two hundred thousand
hundred の注意ポイント
- hundred は複数形にしない:three hundred ✅ / three hundreds ❌
- 「a hundred」も「one hundred」も同じ意味:a hundred people / one hundred people
- 「hundreds of」は複数:hundreds of people(何百人もの人)
K/M/G/T の省略表記
ビジネス文書やSNSでよく使われる省略形も覚えておくと便利です。
| 記号 | 意味 | 例 | 読み方 |
|---|---|---|---|
| K | thousand(千) | 50K | フィフリーケイ |
| M | million(百万) | 3M | スリーエム |
| B | billion(十億) | 1.5B | ワンポイントファイヴビー |
| T | trillion(一兆) | 2T | トゥーティー |
シーン別・数字の実践読み方
実際の会話で困りがちな場面ごとに、数字の読み方を整理します。

電話番号の読み方
- 基本は1桁ずつ読む
- 0は「oh」(ゼロではなく)
- 同じ数字が2つ続くときは「double」:22 → double two
- 同じ数字が3つ続くときは「triple」:555 → triple five
例:080-1234-5678 → oh eight oh, one two three four, five six seven eight
年号の読み方
- 2桁ずつ分けて読む:2024 → twenty twenty-four
- 2000年代初頭:2005 → two thousand five(または twenty oh five)
- 1900年代:1985 → nineteen eighty-five
- 1000年以前:999 → nine ninety-nine
価格の読み方
- $5.99 → five ninety-nine / five dollars and ninety-nine cents
- $1,500 → fifteen hundred(口語) / one thousand five hundred
- $2.50 → two fifty / two dollars fifty
小数点と分数
| 表記 | 読み方 | ポイント |
|---|---|---|
| 3.14 | three point one four | 小数点以下は1桁ずつ |
| 0.5 | zero point five / point five | 0は省略可能 |
| 1/2 | one half / a half | – |
| 1/3 | one third | 分子が1の場合は序数 |
| 3/4 | three quarters / three fourths | 4分の3はquarters も使う |
気温の読み方
- 32°F → thirty-two degrees Fahrenheit(フォーリートゥー ディグリーズ ファーレンハイッ)
- 0°C → zero degrees Celsius / zero degrees centigrade
- -5°C → minus five / five below zero
序数詞と日付・時刻の読み方
序数詞と省略発音
| 基数 | 序数 | ネイティブ発音 | 省略形 |
|---|---|---|---|
| 1 | first | ファースッ(語尾T消失) | 1st |
| 2 | second | セカンッ(語尾D消失) | 2nd |
| 3 | third | サーッ(語尾D消失) | 3rd |
| 4 | fourth | フォース | 4th |
| 5 | fifth | フィフス | 5th |
| 21 | twenty-first | トゥウェニーファースッ | 21st |
日付・時刻の実践読み方
- March 15th → March fifteenth(マーチ フィフティーンス)
- 9:00 → nine o’clock(ナイン ア クロッ)
- 9:15 → nine fifteen / a quarter past nine
- 9:30 → nine thirty(ナイン サーリー)/ half past nine
- 9:45 → nine forty-five(ナイン フォーリーファイヴ)/ a quarter to ten
数字の省略発音 総まとめ表
数字に関係する省略発音の法則を全部まとめました。
| 法則 | 数字への適用 | 例 |
|---|---|---|
| 法則3:NTのTが消える | twenty、twenty-one など | twenty → トゥウェニ |
| 法則4:TがL/Dに変化 | thirty、forty、fifty…eighty の -ty | thirty → サーリー |
| 法則1:語尾Tが消える | eight、first、at eight など | eight → エイッ |
| 法則6:連結 | twenty-one、at eight o’clock など | at eight → アレイッ |
| 法則7:短縮 | o’clock など | o’clock → ア クロッ |
数字を使った省略発音の実践例
- What time is it? → ワッタイミジッ?(法則4:TがDに+連結)
- It’s twenty past eight. → イッツ トゥウェニー パスッ エイッ(法則3+法則1)
- I need thirty of them. → アイニードゥ サーリー アヴム(法則4+法則8)
- Call me at eight. → コールミー アレイッ(法則6:連結+法則1:T消失)
- She’s turning forty! → シズターニン フォーリー!(法則1:G消失+法則4)
英語が聞き取れない理由は「単語や文法の不足」より「省略発音を知らないこと」
英語リスニングがなかなか上達しない人に共通しているのが、「もっと単語を覚えれば聞き取れる」「文法をしっかりやれば理解できる」という思い込みです。
しかし実際は、water(ウォーター)、better(ベター)、going to(ゴウイング トゥー)——これらはすべて中学レベルの単語で、文法も難しくありません。それでもネイティブが話すと聞こえない。その理由は単語力でも文法力でもなく、省略発音を知らないからです。
- water → ウォーラー(法則4:TがD/Lに変化)
- better → ベラー(法則4:TがD/Lに変化)
- going to → gonna(ガナ)(法則7:短縮)
- did you → ディジュー(法則6:連結)
こんなリスニングの悩みはありませんか?
- ネイティブの英語が速すぎて聞き取れない
- 簡単な単語なのに何を言っているか分からない
- TOEICや英検の点数は取れるのに会話が聞き取れない
- 海外ドラマや映画を字幕なしで観られない
- 留学・海外赴任が不安
- 英語耳を鍛えたいが何から始めればいいか分からない
このどれかに当てはまるなら、原因は能力ではなく「音のルールを知らないこと」です。義務教育でインプットされた「教科書の音」とネイティブが実際に話す「会話の音」が違うため、いくらリスニング練習を重ねても聞き取れる耳にはなりません。逆に、ルールを知れば同じフレーズに次に出会ったとき、聞き取れる可能性が高くなります。
リアルガチリスニングの省略発音9つの法則
ネイティブの発音が崩れているわけではありません。明確なパターン(法則)があります。リアルガチリスニングでは、ネイティブ音声を徹底的に分析し、音の変化を9つの法則に体系化しました。
| 法則 | 内容 | 代表例 |
|---|---|---|
| 法則1 | D・G・P・Tが消える | good → グッ / big → ビッ / stop → ストッ / what → ワッ |
| 法則2 | Hが消える | him → イム / her → アー / his → イズ |
| 法則3 | NTのTが消えてNだけに | internet → イナネッ / center → セナー / winter → ウィナー |
| 法則4 | TがD/Lに変化(フラップT) | water → ウォーラー / better → ベラー / city → シリー |
| 法則5 | 有声THがN/Dに変化・消える | that → ナッ / them → エム |
| 法則6 | 連結(リンキング) | was she → ワシー / did you → ディジュー / as soon as → アスーナズ |
| 法則7 | 短縮(リダクション) | want to → ワナ / going to → ガナ / got to → ガラ / trying to → トライナ |
| 法則8 | to・of・withが弱化 | to → ダ・ヌ・ルゥ / lot of → ロロ / with me → ウィッミー |
| 法則9 | 文法語が省略される | are・do・has などが消えることがある |
この9つの法則を知るだけで、今まで「速すぎて聞き取れない」と感じていた英語が、意味をもって聞こえ始めます。才能でも耳の良さでもなく、知識の問題です。
映画・海外ドラマ・YouTubeのネイティブ動画・ビジネスの英語会議——リアルガチリスニングは、こうした場面で実際に使われる300以上の省略発音パターンを、9つの法則に沿って体系的に学べる教材です。
→ ネイティブ英語の省略発音9法則を体系的に学ぶ|リアルガチリスニング
よくある質問
thirteenとthirtyの聞き分けができません。コツはありますか?
2つのポイントを意識しましょう。①アクセントの位置:thirteen は後ろ(サーティーン)、thirty は前(サーリー)。②語尾の音:thirty は -ty の T が L に変化して「サーリー」に聞こえ、thirteen は -teen をはっきり発音します。文脈でも判断でき、年齢なら30代が多く、日付なら13日が多いでしょう。
forty のスペルはなぜ fourty ではないの?
英語のスペルの例外です。fourteen(14)は four がそのまま入っていますが、forty(40)は four から u が抜けて forty になります。スペルミスの定番なので要注意。発音は「フォーリー」(TがLに変化)です。
大きな数字を聞いたとき桁数がわからなくなります
英語は3桁ごとに区切ると意識しましょう。「three million four hundred thousand」なら、million(百万)の位に3、thousand(千)の位に400が来るので 3,400,000。カンマの位置で「thousand → million → billion」と増えると覚えると楽です。また口語では「seven fifty」のように hundred を省略して読むパターンも頻出です。
電話番号の0は「ゼロ」「オー」どちら?
英語の電話番号では「oh」(オウ)が一般的です。「zero」より短くて言いやすいため、ネイティブは oh を好みます。同じ数字が続く場合は「double two(ダブル ツー)」「triple five(トリプル ファイヴ)」と読むのもネイティブらしい表現です。
twenty はなぜ「トゥウェニ」に聞こえるの?
省略発音の法則3(NTのTが消える)が適用されているためです。twenty の -enty- の部分は NT の連続なので、会話の中で T が脱落して「トゥウェニ」と聞こえます。thirty・forty・fifty なども -ty の T が L 音に変化する法則4の影響を受けて「サーリー」「フォーリー」「フィフリー」と聞こえます。
年号はどうやって読む?
基本は2桁ずつ分けて読むのが英語流。2024年なら「twenty twenty-four」、1985年なら「nineteen eighty-five」。2000〜2009年代初頭は「two thousand five(2005)」または「twenty oh five」の両方が使われます。2010年代以降は「twenty ten(2010)」「twenty twenty(2020)」のパターンに戻りました。
まとめ
英語の数字が聞き取れない最大の原因は、教科書通りの発音で聞こうとしていること。ネイティブは twenty を「トゥウェニ」(法則3:NTのTが消える)、thirty〜eighty の -ty を「サーリー・フォーリー・エイリー」(法則4:TがLに変化)と発音します。thirteen vs thirty の決め手はアクセントの位置(後ろが強い→-teen、前が強い→-ty)。また、forty のスペル(fourtyは誤り)、hundred は複数形にしない、電話番号の0は「oh」、年号は2桁ずつ読む…といった知識を合わせて持つことで、英語の数字は驚くほど聞こえやすくなります。9つの省略発音法則を意識して、映画・ドラマ・ニュースでぜひ確認してみてください。

