海外旅行で「We’re closed」の看板を見て困った経験はありませんか?営業時間の英語表記は、外国人観光客にとって重要な情報源です。しかし、多くの日本のお店では不適切な表記のために、せっかくのお客様を逃しているかもしれません。
外国人が理解しやすい営業時間の英語表記とは
営業時間を英語で表記する際は、単に翻訳するだけでは不十分です。外国人観光客が迷わず理解できる表記を心がけることが重要です。

「Open Hours」や「Business Time」は実は不自然な表現です。ネイティブスピーカーは以下の表現を好みます:
- Hours(最もシンプルで一般的)
- Opening Hours(イギリス英語でよく使用)
- Business Hours(オフィスなどで使用)
- Store Hours(小売店で使用)
基本的な営業時間表記パターン
最も理解しやすい基本パターンをマスターしましょう:
| 日本語 | 英語表記 | 特徴 |
|---|---|---|
| 月〜金 9:00-18:00 | Mon-Fri 9:00AM-6:00PM | 最も一般的 |
| 毎日 10:00-22:00 | Daily 10:00AM-10:00PM | シンプルで分かりやすい |
| 24時間営業 | Open 24 Hours | 短く印象的 |
曜日の省略表記ルール
スペースが限られた看板では、曜日の省略が必須です:
- Mon(Monday)
- Tue(Tuesday)
- Wed(Wednesday)
- Thu(Thursday)
- Fri(Friday)
- Sat(Saturday)
- Sun(Sunday)
実際に使える営業時間表記10パターン
様々な業種で実際に使える表記パターンをご紹介します。これらは海外の店舗でも実際に使われている表現です。

パターン1:基本の平日・土日分け
最も一般的で理解しやすいパターンです:
- Mon-Fri: 9:00AM-6:00PM
- Sat-Sun: 10:00AM-5:00PM
パターン2:毎日同じ時間
コンビニやカフェでよく見る表記:
- Open Daily 7:00AM-11:00PM
- Hours: 7AM-11PM Every Day
パターン3:24時間営業
インパクトがあり、遠くからでも読みやすい表記:
- Open 24 Hours
- 24/7(24時間、週7日の意味)
- Never Closed
パターン4:定休日がある場合
定休日を明確に示す表記:
- Mon-Sat: 10AM-8PM / Closed Sunday
- Open Daily except Monday
- Tue-Sun: 11AM-9PM / Closed Mon
パターン5:ランチタイム営業
レストランでよく使われる表記:
- Lunch: 11:30AM-2:30PM
- Dinner: 5:30PM-9:30PM
- Closed 2:30PM-5:30PM
パターン6:季節営業
観光地でよく見る季節限定の表記:
- Summer Hours (Jun-Sep): 9AM-8PM
- Winter Hours (Oct-May): 10AM-6PM
- Seasonal – Call for Hours
パターン7:祝日対応
祝日の営業について案内する表記:
- Holiday Hours May Vary
- Closed on National Holidays
- See Website for Holiday Schedule
パターン8:予約制・要連絡
特殊な営業形態を示す表記:
- By Appointment Only
- Call Ahead Recommended
- Reservation Required
パターン9:時短営業
コロナ禍以降増えた時短営業の表記:
- Temporary Hours: 10AM-7PM
- Limited Hours Due to COVID-19
- Reduced Hours – Check Website
パターン10:オンライン対応
現代的なオムニチャネル対応の表記:
- Store: 9AM-6PM / Online: 24/7
- Shop Online Anytime
- Pickup Available During Store Hours
外国人に伝わりやすくするコツ
単に正しい英語を使うだけでなく、実際に外国人観光客が理解しやすい工夫が重要です。
時刻表記のベストプラクティス
12時間表記(AM/PM)を使いましょう。24時間表記(18:00など)は、アメリカ人には馴染みがありません:
- 良い例:6:00PM
- 避けたい例:18:00
- 良い例:11:30AM
- 避けたい例:11:30
フォントと配置の工夫
視認性を高める工夫も重要です:
- 時刻は太字で大きく表示
- 曜日と時間は改行で分ける
- コントラストの高い色を使用
- 日本語と英語を併記する場合は英語を上に
よくある間違いを避ける
日本のお店でよく見る、外国人には通じない表記を避けましょう:
| 間違い例 | 正しい表記 | 理由 |
|---|---|---|
| Open Time: 9:00 | Opens at 9:00AM | 「Open Time」は不自然 |
| Business Time | Business Hours | 時間は「Hours」で表現 |
| Close: Sunday | Closed Sunday | 「Close」は動詞、「Closed」が正解 |
業種別の営業時間表記例
業種に応じた適切な表記を選ぶことで、より親切な案内ができます。
飲食店での表記例
レストランやカフェでよく使われる表現:
- Kitchen Hours: 11AM-9PM
- Last Order: 8:30PM
- Bar Open Until Midnight
- Takeout Available During All Hours
小売店での表記例
ショップや百貨店で効果的な表現:
- Store Hours: Mon-Sat 10AM-8PM
- Extended Hours During Sales
- Customer Service: 9AM-6PM
- Returns & Exchanges: Weekdays Only
サービス業での表記例
美容院や病院などサービス業向け:
- Walk-ins Welcome 10AM-4PM
- Appointments: Mon-Fri by Phone
- Emergency Services: 24/7
- Consultation Hours: Weekdays 9AM-5PM
デジタル時代の営業時間案内
現代では看板だけでなく、オンラインでの情報発信も重要になっています。

Google マイビジネスでの表記
Googleで検索されたときの表示も重要です:
- 正確な営業時間を英語で入力
- 祝日の特別営業時間も設定
- 一時的な変更は「特別営業時間」で対応
- 定期的な更新を忘れずに
SNSでの営業時間案内
InstagramやFacebookでも英語表記を活用:
- プロフィール欄に基本営業時間
- ストーリーズで一時的な変更をお知らせ
- ハッシュタグ #OpenNow #BusinessHours を活用
- 位置情報と組み合わせて発信
多言語対応のポイント
英語以外の言語への対応も考慮しましょう:
- 中国語(簡体字・繁体字)
- 韓国語
- スペイン語
- ピクトグラム(絵文字)の活用
よくある質問
営業時間の英語表記で最も重要なポイントは何ですか?
最も重要なのは「シンプルで分かりやすい表記」です。「Hours: Mon-Fri 9AM-6PM」のように、余計な単語を使わず、12時間表記(AM/PM)を使うことで、外国人観光客にも一目で理解してもらえます。複雑な表現や24時間表記は避けましょう。
「Open Time」や「Close Time」という表記は間違いですか?
完全に間違いではありませんが、ネイティブスピーカーには不自然に聞こえます。「Opens at 9:00AM」「Closes at 6:00PM」または単純に「Hours: 9AM-6PM」の方が自然で理解しやすい表現です。
定休日がある場合、どう表記するのが最適ですか?
「Closed Monday」または「Closed on Mondays」が最も分かりやすい表記です。営業日を先に書いて「Mon-Sat: 10AM-8PM / Closed Sunday」という形でも良いでしょう。「Holiday: Sunday」のような表記は避けてください。
24時間営業の場合、どの表記が最も効果的ですか?
「Open 24 Hours」が最もシンプルで効果的です。「24/7」も理解されますが、「Always Open」や「Never Closed」という表現も親しみやすく、インパクトがあります。看板のサイズに応じて選びましょう。
時短営業や特別営業時間はどう表記すべきですか?
「Temporary Hours」または「Limited Hours」を使い、具体的な時間と理由を併記するのが親切です。例:「Temporary Hours: 10AM-7PM」「Limited Hours Due to Staff Shortage」のように、状況を説明することで外国人客の理解も深まります。
まとめ
外国人に伝わりやすい営業時間の英語表記は、シンプルさと正確性のバランスが重要です。「Hours」を使った基本表記から、業種別の専門的な表現まで、10パターンの表記方法をマスターすることで、より多くの外国人観光客に親切な案内ができるようになります。12時間表記(AM/PM)の使用、定休日の明確な表示、そしてデジタル媒体での情報発信も忘れずに行いましょう。適切な英語表記は、お店の国際的な印象を大きく向上させ、売上アップにもつながる重要な投資です。

