「映画やドラマで聞く英語が全然わからない」「ネイティブ同士の会話についていけない」そんな経験はありませんか?実は、天気に関する英語表現でも、ネイティブは驚くほど多くの音を省略して話しています。この記事では、天気表現で使われる省略発音のパターンを具体例とともに解説し、今日から実践できる聞き取りのコツをお伝えします。
天気表現でよく聞く省略発音の基本パターン
天気について話すとき、ネイティブは決まったパターンで音を省略します。まずは最も頻出する3つの法則を見ていきましょう。

語尾の破裂音が消える(法則1)
天気表現で最も頻出するのが、単語の末尾にあるT・D・P・Gが消える現象です。
| 英語 | カタカナ発音 | 例文 |
|---|---|---|
| hot | ホッ | It’s really hot → イッス リーリー ホッ |
| cold | コー | It’s getting cold → イッス ゲディン コー |
| bright | ブライ | It’s bright outside → イッス ブライ アウサイ |
| night | ナイッ | Good night → グッ ナイッ |
Tが母音に挟まれてDに変わる(法則4)
「weather」や「better」のように、Tが母音に挟まれるとDのような音に変化します。
| 英語 | カタカナ発音 | 例文 |
|---|---|---|
| weather | ウェーダー | How’s the weather? → ハウズ ダ ウェーダー? |
| pretty | プリディ | It’s pretty sunny → イッス プリディ サニー |
| little | リロ | A little cloudy → ア リロ クラウディー |
| water | ウォーダー | It’s raining water → イッス レイニン ウォーダー |
連結で音がつながる(法則6)
単語同士の境界がなくなって、まったく違う音に聞こえることがあります。
- 「It’s sunny」→「イッサニー」(s・sが連結)
- 「Nice day」→「ナイスデイ」→「ナイスェイ」(s・dが連結)
- 「Break up」(雲が晴れる)→「ブレイカップ」(k・uが連結)
- 「Clear up」(晴れる)→「クリアラップ」(r・uが連結)
実際の会話でよく使われる天気表現の省略発音
教科書では教わらない、リアルな会話で頻出する天気表現を紹介します。

「It’s」から始まる表現
天気の話で最頻出の「It’s」は、ほぼ100%「イッツ」ではなく「イッス」と発音されます。
| フレーズ | 省略発音 | 適用法則 |
|---|---|---|
| It’s raining | イッス レイニン | 語尾のGが消える |
| It’s getting hot | イッス ゲディン ホッ | TがD化、語尾のT・Gが消える |
| It’s pretty cold | イッス プリディ コー | TがD化、語尾のDが消える |
| It’s really nice | イッス リーリー ナイス | 語尾のTが消える |
「going to」を使った天気予報表現
未来の天気について話すとき、「going to」は必ず短縮されます。
- 「It’s going to rain」→「イッス ガナ レイン」(going to→ガナ)
- 「It’s going to be sunny」→「イッス ガナ ビー サニー」
- 「It’s going to get cold」→「イッス ガナ ゲッ コー」
- 「It’s going to clear up」→「イッス ガナ クリアラップ」
感情を表す天気表現
天気に対する感想でも、省略発音が多用されます。
| 表現 | 省略発音 | 意味 |
|---|---|---|
| I can’t stand this heat | アイ キャン スタン ディス ヒー | この暑さは我慢できない |
| What a beautiful day | ワラ ビューディフル デイ | なんて美しい日だ |
| It’s freezing cold | イッス フリーズィン コー | 凍えるほど寒い |
| Perfect weather for | パーフィク ウェーダー フォア | 〜に最適な天気 |
天気表現の省略発音を聞き取るコツ
これらの省略発音を確実に聞き取るための実践的なコツをお伝えします。
文脈から予測する習慣をつける
天気の話では、使われる単語がある程度限られています。「It’s…」の後に来るのは天気を表す形容詞、「going to…」の後は動詞という具合に、パターンを覚えておけば省略された音を補完できます。
省略のルールを覚える
闇雲に聞き取ろうとせず、以下のルールを意識しながら聞くことが重要です。
- 語尾のT・D・P・Gは消えやすい
- TがDに変わることが多い
- 単語同士はつながって発音される
- 「going to」「want to」などは必ず短縮される
段階的に練習する
- まずは天気予報を字幕付きで見る
- 同じ内容を字幕なしで再度聞く
- 日常会話の天気表現に挑戦する
- 映画やドラマの天気に関するシーンを聞く
よくある質問
天気表現の省略発音を覚える必要はありますか?
はい、必要です。ネイティブスピーカーは日常会話で100%に近い頻度で省略発音を使います。これを知らないと、基本的な天気の話さえ聞き取れません。特に「It’s」「going to」「weather」などの頻出単語は優先的に覚えましょう。
カタカナ発音で覚えても大丈夫ですか?
リスニング練習の初期段階では効果的です。ただし、カタカナはあくまで目安として使い、実際の音を繰り返し聞いて耳を慣らすことが重要です。カタカナに頼りすぎず、段階的に本物の発音に近づけていきましょう。
どの天気表現から練習を始めるべきですか?
「It’s + 形容詞」のパターンから始めることをおすすめします。「It’s hot」「It’s cold」「It’s sunny」など、最も頻出する表現を完璧に聞き取れるようになってから、より複雑な表現に挑戦しましょう。基礎を固めることで、応用表現の習得も早くなります。
天気表現以外でも同じ省略ルールが使われますか?
はい、使われます。ここで紹介した9つの法則は、天気表現に限らず英語全般で適用されます。天気表現で省略発音に慣れることで、他の分野の英語リスニング力も同時に向上させることができます。
まとめ
天気表現の省略発音をマスターすることで、ネイティブとの日常会話がグッと身近になります。語尾の破裂音が消える、TがDに変わる、単語同士が連結するという3つの基本ルールを覚えるだけで、聞き取り精度は大幅に向上するでしょう。まずは「It’s」から始まる基本表現をマスターし、徐々に複雑な表現に挑戦してください。継続的な練習により、必ず英語リスニング力の向上を実感できるはずです。

