「英語は勉強してきたのに、ネイティブが話すと全然聞き取れない」「映画やドラマの英語が速すぎて理解できない」そんな悩みを抱えていませんか?実は、その原因は「~に関して」のような英語表現の省略発音にあります。この記事では、ネイティブがよく使う「regarding」「about」「concerning」などの表現がどのように変化するのか、具体的な発音パターンと練習法をご紹介します。
「~に関して」の英語表現が聞き取れない理由
「~に関して」を表す英語表現は、ネイティブの会話では大幅に省略・変化します。

学校で習った通りの発音で覚えていると、実際の会話では全く別の音に聞こえてしまいます。特に以下の3つの理由で聞き取りが困難になります。
- 省略発音の法則:語尾の子音が消えたり変化する
- 連結音:前後の単語とつながって別の音になる
- 短縮形:フレーズ全体が大幅に縮約される
「regarding」の実際の発音パターン
「regarding」は法則1(D/G/P/Tが消える)により、語尾のGが消えて「リガーディン」と聞こえます。さらに、前後の文脈によって以下のような変化が起こります。
| 書面上の表現 | 実際の発音 | 適用される法則 |
|---|---|---|
| regarding this | リガーディンニス | Gが消える+THが消える |
| regarding your | リガーディンユア | Gが消える+連結 |
| regarding it | リガーディニ | Gが消える+itのTが消える |
「about」の省略パターン
「about」は法則1により語尾のTが消えて「アバウ」になります。また、前置詞として使われる場合は更なる変化が起こります。
| 書面上の表現 | 実際の発音 | 適用される法則 |
|---|---|---|
| about it | アバウリ | Tが消える+連結 |
| about your | アバウチュア | Tが消える+連結 |
| what about | ワラバウ | TがLに変化+連結 |
よく使われる「~に関して」表現の省略発音
ビジネスシーンや日常会話でよく登場する「~に関して」の表現と、その実際の発音を見ていきましょう。

「concerning」の発音変化
「concerning」は法則1と法則3の組み合わせで大きく変化します。語尾のGが消え、さらにNTの部分でTが消えてNだけになります。
- concerning → コンサーニン(Gが消える)
- concerning this → コンサーニンニス(G・THが消える)
- concerning your → コンサーニンユア(Gが消える+連結)
「as for」「as to」の短縮パターン
これらの表現は法則7(短縮)により、実際の会話では大幅に縮約されます。
| 書面上の表現 | 実際の発音 |
|---|---|
| as for | アスフォア / アフォア |
| as to | アスダ / アダ |
| as for your | アスフォアユア / アフォユア |
「with regard to」の複雑な変化
この表現は複数の法則が同時に適用されるため、最も聞き取りが困難です。
- withのTHが変化(法則5)
- regardのDが消える(法則1)
- toがダに変化(法則8)
- 全体が連結(法則6)
結果:with regard to → ウィリガーダ
実践的な聞き取り練習法
これらの省略発音を身につけるための効果的な練習方法をご紹介します。
段階的学習アプローチ
いきなり全ての変化を覚えようとせず、以下の順序で練習することが重要です。
- 単体での発音練習:まず各表現の省略形を単独で発音
- フレーズでの練習:前後の単語と組み合わせた発音
- 文脈での理解:実際の会話文での聞き取り
- スピード慣れ:ナチュラルスピードでの練習
効果的な発音記憶法
省略発音を定着させるためには、以下のテクニックが有効です。
- カタカナ表記の活用:まずはカタカナで音を掴む
- 録音・再生練習:自分の発音を客観的にチェック
- シャドーイング:ネイティブの音声に合わせて発音
- 文脈セットで覚える:単語単体ではなくフレーズで記憶
日常学習への取り入れ方
忙しい中でも継続できる学習方法をご提案します。
スキマ時間活用法
- 通勤時間:音声を聞きながらシャドーイング
- 休憩時間:5分間の発音練習
- 就寝前:その日学んだ表現の復習
実践的応用練習
学んだ表現を実際の場面で使える形にするため、以下の練習を行います。
| 場面 | 練習表現 | 省略発音 |
|---|---|---|
| 会議 | regarding the budget | リガーディンナバジェ |
| 日常会話 | what about dinner | ワラバウディナー |
| メール確認 | concerning your email | コンサーニンユアイメイル |
よくある質問
「regarding」と「about」の使い分けはありますか?
フォーマル度に違いがあります。「regarding」はビジネスや書面でよく使われるフォーマルな表現、「about」は日常会話で使われるカジュアルな表現です。ただし、どちらもネイティブは省略発音で話すため、両方の変化パターンを覚える必要があります。
省略発音を覚えても、自分が話すときは正式な発音の方がよいですか?
場面によります。ビジネスプレゼンテーションなどフォーマルな場では標準的な発音が適していますが、日常会話では省略発音の方が自然です。まずはリスニング力向上のために省略発音を理解し、徐々に使い分けできるようになることが理想的です。
「concerning」の発音が特に聞き取れません。コツはありますか?
「concerning」は法則1(Gが消える)と法則3(NTのTが消える)が同時に適用されるため「コンサーニン」と聞こえます。「サーニン」の部分を重点的に練習し、前後の文脈から意味を推測する習慣をつけると聞き取りやすくなります。
映画やドラマで練習するときの注意点はありますか?
まず字幕付きで内容を理解してから、字幕なしで省略発音を意識して聞くことが重要です。いきなり字幕なしで挑戦すると挫折しやすいため、段階的にアプローチしてください。また、ジャンルによって使われる表現が偏るため、様々な作品で練習することをおすすめします。
まとめ

「~に関して」を表す英語表現の省略発音を理解することで、ネイティブの会話が格段に聞き取りやすくなります。「regarding」→「リガーディン」、「about」→「アバウ」、「concerning」→「コンサーニン」など、基本的な変化パターンを覚えることから始めましょう。
これらの表現は日常会話からビジネスシーンまで頻繁に登場するため、マスターすることでリスニング力が大幅に向上します。毎日少しずつでも継続して練習することで、必ず聞き取れるようになります。今日から実践して、ネイティブ英語の壁を突破しましょう。

