「Congratulation」と「Congratulations」の違いは、単数形のcongratulationが「祝うこと・祝辞」を表す名詞なのに対し、複数形のCongratulationsが「おめでとう!」を表す定番の祝福表現である点です。
英語で「おめでとう」と伝えるとき、「Congratulation!」と単数形で言ってよいのか、「Congratulations!」と複数形にすべきなのか迷う人は多いはずです。結論から言うと、会話・メール・カードで相手を祝うなら、基本は必ずCongratulationsを使います。この記事では、CongratulationとCongratulationsの違い、前置詞onの使い方、場面別の例文、さらにネイティブ発音の目安まで一覧で整理します。
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ネイティブの省略発音を、動画と音声で体系的に学べます。
リアルガチリスニングの講座を見る結論:「Congratulation」と「Congratulations」の決定的な違い
まず結論から言うと、「おめでとう!」と伝えたいときは「Congratulations」(複数形)を使います。単数形の「Congratulation」は英単語として存在しますが、感動詞の「おめでとう!」としては通常使いません。

| 形 | 品詞 | 意味 | 自然な使い方 | ネイティブ発音の目安 |
|---|---|---|---|---|
| congratulation(単数) | 名詞 | 祝うこと、祝辞 | a letter of congratulation など限定的 | カングラッチュレイション |
| Congratulations!(複数) | 感動詞・名詞 | おめでとう! | 会話・メール・カードで万能 | カングラッチュレイションズ |
| Congrats! | 略語 | おめでとう! | 友人・同僚とのカジュアル表現 | カングラッツ |
つまり、口頭で「Congratulation!」と言うと、ネイティブには「祝辞!」と単語だけを言っているような不自然さがあります。「おめでとう」と言いたいなら、最後のsまで含めてCongratulations!と言いましょう。
なぜ複数形なのか?「強意の複数」という英語のルール
Congratulationsが複数形になる理由は、英語の強意の複数という考え方で説明できます。感謝・願い・挨拶などの気持ちを強く表す表現では、複数形を使って「たくさんの気持ち」を込めることがあります。
| 表現 | 意味 | 単数形が不自然な理由 |
|---|---|---|
| Congratulations! | おめでとう! | 祝福の気持ちをたくさん込めるため |
| Thanks! | ありがとう! | 感謝の気持ちを強く表すため |
| Best wishes! | ご多幸を祈ります | 複数の願いを込めるため |
| Best regards | 敬具 | 敬意をまとめて表すため |
| Greetings! | ご挨拶 | 挨拶の気持ちを表すため |
「Thank!」が不自然に聞こえるのと同じように、「Congratulation!」も祝福の決まり文句としては不自然です。
間違いやすい「Congratulation」の使用例
日本人がよく間違える例を、正しい形と一緒に確認しましょう。
| 間違い | 正しい表現 | ポイント |
|---|---|---|
| Congratulation! | Congratulations! | 「おめでとう」は複数形 |
| Congratulation for your promotion! | Congratulations on your promotion! | 前置詞はforではなくon |
| I want to say congratulation. | I want to congratulate you. / Congratulations! | 動詞ならcongratulate |
| Conglatulation | Congratulations | L/Rのスペルミスに注意 |
特に重要なのは前置詞です。「〜おめでとう」と言うときは、基本的にCongratulations on ~を使います。
英語の「おめでとう」3大パターンの使い分け
日本語の「おめでとう」は幅広く使えますが、英語では場面によってCongratulations / Happy ~ / Best wishesを使い分けます。
| パターン | 使うシーン | ニュアンス | 例文 |
|---|---|---|---|
| Congratulations! | 努力の成果・人生の節目 | 達成おめでとう | Congratulations on your promotion! |
| Happy ~! | 定期的に訪れるイベント | 楽しい日を | Happy birthday! |
| Best wishes! | 未来の幸運を祈る場面 | これからの幸せを願う | Best wishes for your future. |
① Congratulations – 努力の成果や人生の節目に
「Congratulations」は、相手が何かを成し遂げたとき、努力の結果を祝うとき、人生の大きな節目を迎えたときに使います。
- Congratulations on your graduation!(卒業おめでとう!)
- Congratulations on passing the exam!(試験合格おめでとう!)
- Congratulations on your new job!(就職おめでとう!)
- Congratulations on your promotion!(昇進おめでとう!)
- Congratulations on your engagement!(婚約おめでとう!)
② Happy ~ – 自然に訪れるイベントに
誕生日、新年、記念日、祝日など、努力の成果ではなく自然に訪れるイベントには「Happy ~」を使います。
- Happy birthday!(誕生日おめでとう!)
- Happy New Year!(あけましておめでとう!)
- Happy anniversary!(記念日おめでとう!)
- Happy Halloween!(ハッピーハロウィン!)
誕生日に「Congratulations!」と言うと、「年を取ることを達成した」というような妙な印象になるため、基本的には避けましょう。
③ Best wishes – 未来の幸運を祈る場面に
「Best wishes」は「これからの幸運を祈ります」という意味です。結婚、転職、卒業、新年など、今後の幸せや成功を願うときに使えます。
- Best wishes on your wedding!(ご結婚おめでとう、お幸せに!)
- Best wishes for your new career.(新しいキャリアでのご活躍をお祈りします。)
- Best wishes for the new year.(新年のご多幸をお祈りします。)

「Congratulations」の正しい使い方と前置詞
「Congratulations」を使うときに最も多いミスは、前置詞をforにしてしまうことです。基本形はCongratulations on + 名詞 / 動詞ingです。
基本パターン1:Congratulations on + 名詞
何に対してお祝いしているのかを名詞で続ける形です。
- Congratulations on your promotion!(昇進おめでとう!)
- Congratulations on your engagement!(婚約おめでとう!)
- Congratulations on your new baby!(出産おめでとう!)
- Congratulations on your achievement.(業績おめでとうございます。)
基本パターン2:Congratulations on + 動詞ing
動作を入れたいときは、動詞をing形にします。
- Congratulations on getting married!(ご結婚おめでとう!)
- Congratulations on passing the entrance exam!(入試合格おめでとう!)
- Congratulations on having a baby!(出産おめでとう!)
- Congratulations on graduating from university!(大学卒業おめでとう!)
カジュアルな短縮形「Congrats!」
友人、家族、親しい同僚には、短くCongrats!と言うのが自然です。フォーマルな場面ではCongratulationsを使うほうが無難です。
- You made it! Congrats!(やったじゃん!おめでとう!)
- Congrats on your new job!(就職おめでとう!)
- Please tell her congrats.(彼女におめでとうって言っておいて。)
動詞「congratulate」の使い方(フォーマル)
ビジネスやスピーチでは、動詞のcongratulateを使うと丁寧です。「congratulate」は人を祝う、「celebrate」は行事や出来事を祝う、という違いも押さえておきましょう。
| 動詞 | 意味 | 使い方 |
|---|---|---|
| congratulate | 人を祝う、祝辞を述べる | I’d like to congratulate you on… |
| celebrate | 行事・出来事を祝う | Let’s celebrate your birthday. |
- I’d like to congratulate you on your promotion.(ご昇進おめでとうございます。)
- Let me congratulate you on your engagement.(ご婚約おめでとうございます。)
- Please accept my heartfelt congratulations.(心からお祝い申し上げます。)
シーン別「おめでとう」完全フレーズ集
ここからは、実際にそのまま使える祝福フレーズを場面別に紹介します。
結婚・婚約のお祝い
- Congratulations on your wedding!(結婚おめでとう!)
- Congratulations on your engagement!(婚約おめでとう!)
- Best wishes for your marriage!(結婚おめでとう、お幸せに!)
- Wishing you a lifetime of love and happiness.(生涯にわたる愛と幸せを願って。)
- Happy ever after!(末永くお幸せに!)
伝統的には、新婦に対してCongratulationsを避ける慣習があったと言われますが、現代ではほとんど気にされません。より無難にしたい場合はBest wishesが使いやすいです。
出産のお祝い
- Congratulations on your new baby!(出産おめでとう!)
- Congratulations on the birth of your baby boy/girl!(男の子/女の子の出産おめでとう!)
- Congrats on your bundle of joy!(赤ちゃん誕生おめでとう!)
- I’m so happy for you both!(お二人ともおめでとう、本当に嬉しい!)
- Welcome to the world, little one!(ようこそ、小さな天使!)
卒業・入学のお祝い
- Congratulations on your graduation!(卒業おめでとう!)
- Congrats on graduating!(卒業おめでとう!)
- Congratulations on getting into your new school!(入学おめでとう!)
- Best wishes for your future!(これからのご活躍をお祈りします!)
就職・転職・昇進のお祝い
- Congratulations on your new job!(就職おめでとう!)
- Congratulations on your promotion!(昇進おめでとう!)
- Congratulations on your career change!(転職おめでとう!)
- You deserve this promotion!(あなたにふさわしい昇進だね!)
- I knew you could do it!(あなたならできると思ってたよ!)
受賞・合格のお祝い
- Congratulations on receiving the award!(受賞おめでとう!)
- Congratulations on passing the qualification exam!(資格試験合格おめでとう!)
- Way to go!(よくやったね!)
- Well done!(よくできました!)
創立記念・開店・独立のお祝い
- Congratulations on the 10th anniversary of your company.(創業10周年おめでとうございます。)
- Congratulations on your new restaurant!(開店おめでとう!)
- Congratulations on your startup!(起業おめでとう!)
- Wishing you many more years of success.(末永いご成功をお祈りします。)
誕生日・記念日(Happy版)
- Happy birthday!(誕生日おめでとう!)
- Happy belated birthday!(遅ればせながら誕生日おめでとう!)
- Happy 5th anniversary!(5周年おめでとう!)
- Happy 10th wedding anniversary!(結婚10周年おめでとう!)
新年・季節の挨拶(Happy版)
- Happy New Year!(あけましておめでとう!)
- Merry Christmas!(メリークリスマス!)
- Happy Holidays!(よい休日を!)※宗教を問わない汎用表現
- Happy Easter!(ハッピーイースター!)
- Happy Valentine’s Day!(バレンタインおめでとう!)

ビジネスシーンで使えるフォーマルな表現
取引先、上司、目上の人に対しては、短いCongratsではなく、丁寧な文にして伝えます。
定番のフォーマル表現
- I’d like to congratulate you on your promotion.(昇進おめでとうございます。)
- Please accept my heartfelt congratulations.(心からお祝い申し上げます。)
- I would like to extend my heartfelt congratulations to you.(謹んでお祝い申し上げます。)
- Wishing you the warmest of congratulations on your recent achievement.(このたびのご活躍に心よりお祝い申し上げます。)
- I offer you my hearty congratulations.(心からお祝い申し上げます。)
ビジネスメールでの書き方のコツ
- 件名に「Congratulations」を入れて要件を明確にする
- 冒頭で「I was delighted to hear about…」のように喜びを伝える
- 何に対するお祝いかを具体的に書く
- 相手の努力や成果を認める一文を添える
- 「Wishing you continued success.」など未来への期待で締める
カジュアル・スラングの祝福表現
友人や仲間内では、Congratulations以外にも短い祝福表現がよく使われます。
| 表現 | 意味 | 使う場面 | ネイティブ発音の目安 |
|---|---|---|---|
| Way to go! | よくやったね! | 友人の成功を祝うとき | ウェイドゥゴウ |
| Good for you! | よかったね! | カジュアルな祝福全般 | グッフォーユー |
| You did it! | やったじゃん! | 目標達成時 | ユーディディッ |
| Nice job! | いいね! | 仕事や成果を褒めるとき | ナイスジョブ |
| Well done! | よくできた! | 努力や技能を認めるとき | ウェルダン |
| Kudos! | 称賛! | メール・SNS | クードウズ |
| Awesome! | すごい! | 軽いノリの祝福 | オーサム |
| You rock! | 最高! | 友達同士の褒め言葉 | ユーラック |
| You crushed it! | 圧勝だね! | 大成功を祝うとき | ユークラッシュディッ |
「Kudos」はやや書き言葉寄りで、SNSやメールで「Kudos for your hard work!(君の頑張りに称賛を!)」のように使えます。
「Congratulations」を使ってはいけない場面
Congratulationsは便利ですが、すべての「おめでとう」に使えるわけではありません。
誕生日には「Congratulations」を使わない
誕生日は努力で勝ち取る成果ではないため、基本的にはHappy birthday!を使います。
新年・クリスマスにも「Congratulations」は使わない
新年やクリスマスなど、毎年自然に訪れるイベントにもCongratulationsは使いません。
- 新年 → Happy New Year!
- クリスマス → Merry Christmas! / Happy Holidays!
- 記念日 → Happy anniversary!
気持ちを添えるプラスαフレーズ
「Congratulations!」だけでも通じますが、一言添えるとより自然で温かい印象になります。
- I’m so happy for you!(自分のことのように嬉しいよ!)
- I knew you could do it!(あなたならできると思ってた!)
- You deserve it!(あなたにふさわしい結果だよ!)
- You’ve earned every bit of this success.(この成功はすべてあなたの努力の賜物だ。)
- I’m so proud of you!(あなたを誇りに思うよ!)
- This calls for a celebration!(お祝いしないとね!)
- Couldn’t be happier for you!(これ以上ないくらい嬉しいよ!)
ネイティブの省略発音をマスターする(リスニング編)
Congratulationsはつづりが長く、カタカナの「コングラチュレーションズ」と実際の音に差があります。ネイティブ発音の目安を知っておくと、会話でも反応しやすくなります。
Congratulationsの本当の発音
発音記号は /kənˌɡrædʒʊˈleɪʃənz/ が目安です。日本語で近づけるなら「カングラッチュレイションズ」のような音になります。最後のzの響きまで意識すると、単数形との違いも伝わりやすくなります。
| 音節 | ネイティブ発音の目安 | 発音のポイント |
|---|---|---|
| con- | カン / kən | 「コ」ではなく曖昧母音 |
| -grat- | グラッ / græ | æは「ア」と「エ」の中間 |
| -tu- | チュ / dʒʊ | tとuがつながってチュに近い音 |
| -la- | レイ / leɪ | エイの二重母音 |
| -tions | ションズ / ʃənz | 最後はsではなくzの有声音 |
祝福フレーズの省略発音パターン
実際の会話では、語と語がつながったり、語尾の破裂音が軽く処理されたりします。以下の表で、音の変化の目安を確認しましょう。
| 表現 | ネイティブ発音の目安 | 音の変化のポイント |
|---|---|---|
| Congratulations! | カングラッチュレイションズ | tuがチュに近づく |
| Congrats! | カングラッツ | 短くカジュアル |
| That’s great! | ザッツグレイッ | greatのtは軽く処理される |
| That’s awesome! | ザッツオーサム | that’sとawesomeを続けて言う |
| Good job! | グッジョブ | dとjがつながる |
| I’m so happy for you! | アムソーハッピフォーユー | happy for youをなめらかにつなぐ |
| Way to go! | ウェイドゥゴウ | toが弱く短くなる |
| You did it! | ユーディディッ | did itが続いて聞こえる |
| Well done! | ウェルダン | wellとdoneを一続きにする |
| Congratulations on your… | カングラッチュレイションゾニュア | on yourがつながる |
英語の祝福表現を知識だけでなく音でも身につけたい方には、ネイティブ音声の変化を体系的に学べる「リアルガチリスニング」もおすすめです。
ネイティブの省略発音を、動画と音声で体系的に学べます。
リアルガチリスニングの講座を見るよくある質問
Congratulationの単数形は本当に存在しないのですか?
単数形のcongratulationは存在します。ただし意味は「祝うこと」「祝辞」であり、「おめでとう!」という感動詞としては通常使いません。日常会話で相手を祝うならCongratulationsと複数形にします。
「Congratulations for」と「Congratulations on」はどちらが正しいですか?
正しい基本形はCongratulations onです。onのあとに名詞または動詞ingを続けて、Congratulations on your promotion! や Congratulations on getting married! のように使います。
誕生日に「Congratulations!」と言ってはいけないのですか?
誕生日には基本的にCongratulationsではなくHappy birthday!を使います。Congratulationsは努力や成果への祝福に向くため、自然に訪れる誕生日には合いにくい表現です。
Congrats!はビジネスで使えますか?
Congrats!はカジュアルな略語なので、親しい同僚には使えますが、取引先や上司への正式なメールでは避けるのが無難です。ビジネスではCongratulationsまたはI’d like to congratulate you on…を使いましょう。
「congratulate」と「celebrate」の違いは何ですか?
congratulateは「人を祝う」「祝辞を述べる」という意味で、対象は人です。一方、celebrateは「行事や出来事を祝う」という意味で、誕生日や記念日などのイベントを対象にします。
Congratulationsのネイティブ発音の目安は?
Congratulationsは /kənˌɡrædʒʊˈleɪʃənz/ が目安で、カタカナでは「カングラッチュレイションズ」に近い音です。最後のzの音を入れると、複数形であることが伝わりやすくなります。
結婚のお祝いはCongratulationsとBest wishesのどちらが自然ですか?
現代ではCongratulations on your wedding!もBest wishes for your marriage!も自然です。よりフォーマルで無難にしたい場合は、未来の幸せを願うBest wishesを使うとよいでしょう。
まとめ

「Congratulation」と「Congratulations」の違いは、単数・複数の形だけでなく、実際に使われる意味にあります。congratulationは「祝うこと・祝辞」、Congratulations!は「おめでとう!」です。
- 「おめでとう!」は必ずCongratulations!
- 単数形のCongratulation!は祝福の決まり文句として不自然
- 「〜おめでとう」はCongratulations on ~
- 誕生日・新年・祝日はHappy ~を使う
- 未来の幸運を祈るならBest wishesが便利
- カジュアルにはCongrats!も自然
会話では、Congratulationsは「カングラッチュレイションズ」、Congratsは「カングラッツ」のように聞こえます。意味・使い分け・音の目安をセットで覚えておくと、英語で自然に気持ちのこもった「おめでとう」を伝えられます。

