mean という英単語を見たとき、「意味する」以外の使い方まで理解できていますか?
mean は、日常会話で非常によく使われる単語ですが、文脈によって意味が大きく変わります。
たとえば、What does it mean? なら「それはどういう意味?」、Don’t be mean. なら「意地悪しないで」、I mean… なら「つまり」「というか」、the mean なら「平均」という意味になります。
さらに実際のネイティブ発音では、What do you mean? が ワジュミーン、I mean it. が アイミーニッ、I didn’t mean to が アイディンミーンダ のように聞こえることがあります。
つまり、mean を理解するには、意味の違いだけでなく、会話での使われ方とネイティブ発音の省略・連結もセットで知る必要があります。
この記事では、mean の4つの主要な意味、日常会話でよく使う表現、そしてリスニングで聞き取りにくくなる理由を解説します。
meanの基本的な4つの意味
mean は、1つの単語で複数の意味を持つ多義語です。
まずは、日常会話や英語学習で特に重要な4つの意味を整理しましょう。

1. mean:意味する
最も基本的な意味は、「意味する」です。
単語・文章・発言の意味を聞いたり説明したりするときに使います。
- What does this word mean?
この単語はどういう意味ですか? - What does it mean?
それはどういう意味ですか? - That doesn’t mean anything.
それは何の意味もありません。 - What do you mean?
どういう意味ですか?
What do you mean? は、相手の発言の意味や意図を確認するときに非常によく使われます。
2. mean:意地悪な
mean は形容詞で、「意地悪な」「ひどい」「不親切な」という意味にもなります。
- Don’t be mean.
意地悪しないで。 - He’s really mean.
彼は本当に意地悪です。 - That was mean.
それはひどかったです。 - That was a mean thing to say.
それはひどい言い方でした。
mean は、cruel「残酷な」よりは軽く、日常会話で「それひどいよ」「意地悪だよ」という感じで使われます。
3. I mean:つまり / というか
I mean… は、会話で非常によく使われる表現です。
「つまり」「というか」「言いたいのは」という意味で、言い直し・補足・強調に使われます。
- I mean, we should try harder.
つまり、もっと頑張るべきです。 - It’s expensive. I mean, really expensive.
高いんです。つまり、本当に高いんです。 - He’s tall. I mean, really tall.
彼は背が高いです。というか、本当に高いです。 - I mean it.
本気で言っています。
I mean は、会話のつなぎ言葉としてもよく使われます。
日本語の「つまり」「いや、というか」「本当に」に近い感覚です。
4. mean:平均
mean は、数学や統計で「平均」という意味にもなります。
- Calculate the mean of these numbers.
これらの数字の平均を計算してください。 - The mean temperature is 20 degrees.
平均気温は20度です。 - Find the mean.
平均を求めてください。
日常会話では「意味する」「意地悪な」「I mean」の方が頻出ですが、学校・仕事・統計の文脈では「平均」の意味も重要です。
meanの意味を文脈で見分けるコツ
mean は同じスペル・同じ発音でも、文の中での位置や前後の単語によって意味が変わります。
| 表現 | 意味 | 判断ポイント |
|---|---|---|
| What does it mean? | それはどういう意味ですか? | does + mean なので動詞「意味する」 |
| Don’t be mean. | 意地悪しないで。 | be + mean なので形容詞「意地悪な」 |
| I mean, we should go. | つまり、行くべきです。 | I mean が会話のつなぎ表現 |
| the mean temperature | 平均気温 | 数値・統計の文脈なので「平均」 |
mean は、単語だけで意味を決めるよりも、文脈で判断する方が正確です。
日常会話でよく使うmean表現
ネイティブの会話では、mean を使った定型表現がよく出てきます。
ここでは、特に使用頻度の高い表現を見ていきましょう。

What do you mean?:どういう意味?
What do you mean? は、相手の言ったことがよくわからないときに使います。
- What do you mean?
どういう意味ですか? - What do you mean by that?
それはどういう意味ですか? - Sorry, what do you mean?
すみません、どういう意味ですか?
強い口調で言うと「どういうつもり?」のように聞こえることもあります。
丁寧に確認したい場合は、Sorry, what do you mean? と言うと柔らかくなります。
I mean…:つまり / というか
I mean… は、話を言い直したり、補足したりするときに使います。
- I mean, maybe we should wait.
つまり、待った方がいいかもしれません。 - It’s not impossible. I mean, it’s just difficult.
不可能ではありません。つまり、ただ難しいだけです。 - He’s nice. I mean, he can be a little quiet.
彼はいい人です。というか、少し静かなところがあります。
会話では、I mean が一種のクッション表現としてよく使われます。
I mean it:本気で言っている
I mean it. は、「本気で言っている」「冗談ではない」という意味です。
- I mean it.
本気です。 - I’m sorry. I mean it.
ごめんなさい。本気でそう思っています。 - You need to stop. I mean it.
やめてください。本気で言っています。
相手に本気度を伝えるときに使います。
I didn’t mean to…:〜するつもりはなかった
I didn’t mean to… は、謝罪や弁解で非常によく使われます。
- I didn’t mean to hurt you.
あなたを傷つけるつもりはありませんでした。 - I didn’t mean to be late.
遅れるつもりはありませんでした。 - I didn’t mean to say that.
そう言うつもりはありませんでした。 - Sorry, I didn’t mean it.
ごめん、そんなつもりじゃなかった。
mean to は、「〜するつもりである」という意味です。
否定形の I didn’t mean to… は、「〜する意図はなかった」というニュアンスになります。
You know what I mean?:言いたいことわかる?
You know what I mean? は、「言いたいことわかる?」「わかるでしょ?」という意味です。
- It feels different, you know what I mean?
なんか違う感じなんだ、わかるでしょ? - He’s kind of hard to talk to, you know what I mean?
彼ってちょっと話しにくいんだ、言いたいことわかる?
カジュアルな会話でよく使われます。
ただし、使いすぎると口ぐせのように聞こえることもあります。
meanはネイティブ発音でどう聞こえる?
mean を含む表現は、実際の会話でかなり短く聞こえることがあります。
特に What do you mean?、I mean it、I didn’t mean to は、音がつながるため、文字通りには聞こえません。
What do you mean? は「ワジュミーン」のようになる
What do you mean? は、単語ごとに ワット・ドゥー・ユー・ミーン と発音されるとは限りません。
会話では、What do you がまとまって ワジュ のように聞こえることがあります。
- What do you mean? → ワジュミーン
- What do you mean by that? → ワジュミーンバイダッ
- What did you mean? → ワッディジュミーン / ワジュミーン
What do you を一語ずつ待っていると、実際の会話では聞き逃しやすくなります。
I mean it は「アイミーニッ」のようになる
I mean it. は、「本気で言っています」という意味です。
mean と it がつながり、ミーニッ のように聞こえることがあります。
- I mean it. → アイミーニッ
- I really mean it. → アイリーリーミーニッ
- I’m sorry. I mean it. → アムソーリー、アイミーニッ
it の語尾Tは発音されない、またはほとんど発音されないことがあります。
I didn’t mean to は「アイディンミーンダ」のようになる
I didn’t mean to… は、謝るときによく使う表現です。
会話では、didn’t のTが発音されず、to が弱くなって ダ のように聞こえることがあります。
- I didn’t mean to hurt you. → アイディンミーンダハーチュー
- I didn’t mean to say that. → アイディンミーンダセイダッ
- I didn’t mean to be late. → アイディンミーンダビーレイッ
I didn’t mean to を「アイ・ディドゥント・ミーン・トゥー」と待っていると、自然な会話では聞き取りにくくなります。
You know what I mean? は「ユノーワライミーン」のようになる
You know what I mean? は、カジュアルな会話でよく出る表現です。
会話では、what I がつながって ワライ のように聞こえることがあります。
- You know what I mean? → ユノーワライミーン
- Do you know what I mean? → ジュノーワライミーン
さらにカジュアルな話し方では、You know what I mean? がかなり短くまとまって聞こえることもあります。
まずは ユノーワライミーン という音のかたまりで覚えると、リスニングで反応しやすくなります。
リアルガチ式|mean表現を9法則で分解
mean を含む表現には、連結・語尾Tの省略・toの弱化がよく起こります。
| 英語表現 | ネイティブ発音の目安 | 発音していない音・つながる音 | リアルガチ9法則 |
|---|---|---|---|
| What do you mean? | ワジュミーン | What do youがまとまって聞こえる | 法則6:連結 |
| What does it mean? | ワッダズィッミーン | does itがつながる | 法則6:連結 |
| I mean it. | アイミーニッ | mean itがつながり、itのTを発音しないことがある | 法則6:連結 / 法則1:Tが消える |
| I didn’t mean to. | アイディンミーンダ | didn’tのTを発音しないことがあり、toが弱くなる | 法則1:Tが消える / 法則8:toが弱化 |
| I don’t mean to. | アイドンミーンダ | don’tのTを発音しないことがあり、toが弱くなる | 法則1:Tが消える / 法則8:toが弱化 |
| You know what I mean? | ユノーワライミーン | what Iがつながる | 法則6:連結 |
| That was mean. | ダッワズミーン | thatのTを発音しないことがある | 法則1:Tが消える |
| Don’t be mean. | ドンビーミーン | don’tのTを発音しないことがある | 法則1:Tが消える |
mean が聞き取れない理由は、単語そのものが難しいからだけではありません。
What do you、does it、mean it、mean to、what I などが、実際の会話ではつながったり、弱くなったり、発音されなかったりするからです。
I meanとI meantの違い
I mean と I meant は似ていますが、時制とニュアンスが違います。
I mean:今言いたいこと
I mean は、今の発言の補足や言い直しに使います。
- I mean, we should wait.
つまり、待つべきです。 - I mean it.
本気で言っています。
現在の考えや、今言っている内容を説明するときに使います。
I meant:過去に言いたかったこと
I meant は、mean の過去形です。
「あのとき〜という意味で言った」「そういうつもりだった」という意味になります。
- That’s not what I meant.
そういう意味で言ったわけではありません。 - I meant what I said.
私は言ったことを本気で思っていました。 - I didn’t mean it that way.
そういう意味で言ったわけではありません。
誤解を解きたいときに便利な表現です。
meanを使うときの注意点
What do you mean? は言い方に注意
What do you mean? は便利ですが、強い口調で言うと「どういうつもり?」のように聞こえることがあります。
柔らかく確認したい場合は、以下のように言うと自然です。
- Sorry, what do you mean?
すみません、どういう意味ですか? - Could you explain what you mean?
どういう意味か説明してもらえますか? - Do you mean…?
〜という意味ですか?
I meanを使いすぎない
I mean は会話でよく使いますが、使いすぎると口ぐせのように聞こえることがあります。
言い換えたいときは、以下の表現も使えます。
- In other words…
言い換えると… - What I’m saying is…
私が言いたいのは… - To put it simply…
簡単に言うと…
mean toとmeanの違いに注意
mean to + 動詞 は、「〜するつもりである」という意味です。
- I didn’t mean to hurt you.
あなたを傷つけるつもりはありませんでした。 - I meant to call you.
あなたに電話するつもりでした。
mean 単体の「意味する」と混同しないようにしましょう。
よくある間違い
meanを「意味する」だけで覚える
mean は「意味する」だけではありません。
- What does it mean?:それはどういう意味ですか?
- Don’t be mean.:意地悪しないで。
- I mean…:つまり / というか
- the mean:平均
文脈で意味を判断することが重要です。
I mean itを「私はそれを意味する」と直訳する
I mean it. は、直訳すると不自然です。
自然な日本語では「本気で言っています」「冗談ではありません」という意味になります。
I didn’t mean toを聞き逃す
I didn’t mean to… は、会話では アイディンミーンダ… のように短く聞こえることがあります。
謝罪や弁解の場面でよく使われるので、音のかたまりで覚えておきましょう。
英語が聞き取れない理由は「単語や文法の不足」より「省略発音を知らないこと」
英語リスニングがなかなか上達しない人に共通しているのが、「もっと単語を覚えれば聞き取れる」「文法をしっかりやれば理解できる」という思い込みです。
しかし実際は、water(ウォーター)、better(ベター)、going to(ゴウイング トゥー)——これらはすべて中学レベルの単語で、文法も難しくありません。
それでもネイティブが話すと理解できない。その理由は単語力でも文法力でもなく、ネイティブが発音していない音・つなげて発音している音のルールを知らないからです。
- water → ウォーラー(法則4:TがD/Lに変化)
- better → ベラー(法則4:TがD/Lに変化)
- going to → gonna(ガナ)(法則7:短縮)
- did you → ディジュー(法則6:連結)
こんなリスニングの悩みはありませんか?
- ネイティブの英語が速すぎて理解できない
- 簡単な単語なのに何を言っているか分からない
- TOEICや英検の点数は取れるのに会話が理解できない
- 海外ドラマや映画を字幕なしで観られない
- 留学・海外赴任が不安
- 英語耳を鍛えたいが何から始めればいいか分からない
このどれかに当てはまるなら、原因は能力ではなく「音のルールを知らないこと」です。
義務教育でインプットされた「教科書の音」と、ネイティブが実際に話す「会話の音」が違うため、いくらリスニング練習を重ねても理解できる耳にはなりません。
逆に、ルールを知れば同じフレーズに次に出会ったとき、音の正体をつかめる可能性が高くなります。
リアルガチリスニングの省略発音9つの法則
ネイティブの発音が崩れているわけではありません。明確なパターン(法則)があります。
リアルガチリスニングでは、ネイティブ音声を徹底的に分析し、音の変化を9つの法則に体系化しました。
| 法則 | 内容 | 代表例 |
|---|---|---|
| 法則1 | D・G・P・Tが消える | good → グッ / big → ビッ / stop → ストッ / what → ワッ |
| 法則2 | Hが消える | him → イム / her → アー / his → イズ |
| 法則3 | NTのTが消えてNだけに | internet → イナネッ / center → セナー / winter → ウィナー |
| 法則4 | TがD/Lに変化(フラップT) | water → ウォーラー / better → ベラー / city → シリー |
| 法則5 | 有声THがN/Dに変化・消える | that → ナッ / them → エム |
| 法則6 | 連結(リンキング) | was she → ワシー / did you → ディジュー / as soon as → アスーナズ |
| 法則7 | 短縮 | want to → ワナ / going to → ガナ / got to → ガラ / trying to → トライナ |
| 法則8 | to・of・withが弱化 | to → ダ・ヌ・ルゥ / lot of → ロロ / with me → ウィッミー |
| 法則9 | 文法語が省略される | are・do・has などが消えることがある |
この9つの法則を知るだけで、今まで「速すぎて理解できない」と感じていた英語が、意味をもって認識できるようになります。才能でも耳の良さでもなく、知識と訓練の問題です。
映画・海外ドラマ・YouTubeのネイティブ動画・ビジネスの英語会議——リアルガチリスニングは、こうした場面で実際に使われる300以上の省略発音パターンを、9つの法則に沿って体系的に学べる教材です。
→ ネイティブ英語の省略発音9法則を体系的に学ぶ|リアルガチリスニング
よくある質問

meanにはどんな意味がありますか?
mean には、主に「意味する」「意地悪な」「つまり」「平均」という意味があります。たとえば What does it mean? は「それはどういう意味?」、Don’t be mean. は「意地悪しないで」、I mean… は「つまり」という意味です。
I meanはどういう意味ですか?
I mean は、「つまり」「というか」「言いたいのは」という意味で、言い直し・補足・強調に使います。たとえば I mean, we should wait. は「つまり、待った方がいい」という意味です。
What do you mean? はどういう意味ですか?
What do you mean? は、「どういう意味ですか?」という意味です。相手の発言の意味や意図がわからないときに使います。強い口調だと「どういうつもり?」のように聞こえることもあるため、丁寧に聞くなら Sorry, what do you mean? が自然です。
I meanとI meantの違いは何ですか?
I mean は現在の考えや今言いたいことを表します。I meant は過去形で、「そういう意味で言った」「そのつもりだった」という意味です。たとえば That’s not what I meant. は「そういう意味で言ったわけではありません」という意味です。
meanが「意地悪」という意味のときは強い表現ですか?
mean は「意地悪な」「ひどい」という意味ですが、cruel「残酷な」よりは軽めの表現です。日常会話では、Don’t be mean.「意地悪しないで」、That was mean.「それはひどいよ」のように使えます。
What do you mean? がワジュミーンのように聞こえるのはなぜですか?
What do you が会話ではまとまって ワジュ のように聞こえることがあるためです。そのため、What do you mean? は ワジュミーン のように聞こえることがあります。
I didn’t mean toはどういう意味ですか?
I didn’t mean to… は、「〜するつもりはなかった」という意味です。謝罪や弁解でよく使います。たとえば I didn’t mean to hurt you. は「あなたを傷つけるつもりはありませんでした」という意味です。
まとめ
mean は、「意味する」だけでなく、「意地悪な」「つまり」「平均」など、複数の意味を持つ重要単語です。
What does it mean? は「それはどういう意味?」、Don’t be mean. は「意地悪しないで」、I mean… は「つまり」、the mean は「平均」という意味になります。
また、会話では What do you mean?、I mean it.、I didn’t mean to…、You know what I mean? などの表現が非常によく使われます。
リスニングでは、文字通りの発音を待たないことが大切です。
What do you mean? は ワジュミーン、I mean it. は アイミーニッ、I didn’t mean to は アイディンミーンダ、You know what I mean? は ユノーワライミーン のように聞こえることがあります。
mean の意味・文脈・ネイティブ発音をセットで理解することで、映画・海外ドラマ・日常会話の英語がより正確に聞き取れるようになります。

